PORTRA 160NC

最近まとまった撮影時間がとれないので古い写真ばかりを発掘していますが、ここで今まで撮り溜めた(溜まった)写真の量の膨大さに唖然としました。フィルムは撮れば撮るほどネガ袋の数が増大しますが、これは置き場所を決めて整理していれば以外と散らからないもの。

ところが、HD内に落としたデジカメ画像とフィルムスキャン画像の多さに改めて驚きました。
デジタルで乱打したショットが散らかっているのはともかく、ブログにアップするかと考えながら結局上げていない無駄なスキャン画像が多いのにも我ながら呆れます。その気になれば、ブログだけなら未アップ画像だけで数ヶ月間はネタに困らないであろうほどの画像ファイルがありそうです。原版が手に取って見られるんだから、なにもこんなに欲張ってスキャンしなくても…フィルム原版をリアル風景と仮想すると、結局スキャナをデジカメ代わりにしてそこで乱スキャンしてるんだから始末に負えませんわぃ。

1枚の重さを『撮る時のフィルム、消すときのデジタル』と言いますが、これからは『スキャンする時のフィルム』もよぅ考えんとな…

そうかと思えば、撮影済みで現像に出していなかったフィルムもチラホラ。先週、冷蔵庫を開けて転がり出てきたカラーネガもそのうちの一つで、もののついでに今回はそれをご紹介。撮影日は5月(だったと思う)のいつ頃かさっぱり思い出せない城下町のストリートショットです(笑)。

以下全てPENTAX 67ll + 105mm、フィルムは初めて使ったKodak Professional PORTRA 160NC、5本現像した内の2本をEPSON GT-X970にてスキャン(クリックでちょい拡大します)。

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

コダックのリバーサルフィルムをスキャンすると僅かに黄色く転ぶ傾向がありますが、このネガの色転びは結構あちこちランダムに…当然スキャン後に補正しています(これはスキャナドライバとの相性次第)

上記の色転びが上手くごまかせればハーフトーン〜少し暗い部分の描写は、暗部描写が苦手なカラーネガとしては出色の性能を持っています


フジのフィルムが“RMS粒状度”を謳い文句にする銘柄が多いのなら、コダックは堂々と“広い階調と彩度を落とした重厚感ならどこの製品にも負けない”と謳えばいいのに

それでいて実はとんでもないシャープネス性能を隠し持っているのですから、RMSなんて大した宣伝にはならんと思いますが


フジの160NSと違うのは、いかなる時でも緑色の発色が抑えられていること



派手に出したいところをグッと我慢すれば、素材としてどうにでも出来る広階調な画像が手に入る。



彩度を抑えているからこそ広い階調も手に入るわけで



だからこそ目を見張るほどリアルな写真になる


…何も足さない、何も引かない…うん、酒も写真も一緒。これでいいのだ。

       〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

ポートラはこのNC以外にVCがありますが、“ニュートラルカラー”という看板に偽り無しでしたので、私的には“ヴィヴィッドカラー”はもう買う必要なし(どんどん生産中止が相次いで他に選べなくなったら買いますけど ^^;)。決して派手にはならないと安心してシャッターが切れるこいつは、間違いなく良いフィルムですよ。

2010年7月12日現在のMyナチュラルカラー番付ですが、
カラーネガ:FUJICOLOR PRO 400と、今回のKodak Professional Portra 160NCが同率1位というところです。
カラーリバーサルは僅かな黄色転びを無視すれば断然Kodak ELITECHROME 100、次点にFUJICHROME ASTIA 100F っちゅう感じですかね。
今回のポートラはあと3本未スキャンフィルムが残っていますので、以後ポツリポツリ出すと思います。

     …おっと、乱スキャン注意報発令中 (^ ^;)ゞ …

       ~・~・~・~・~・~・~・~・~

※ 2010年7月13日追記
私の好む “低彩度フィルム” というのは、カラーフィルムはポジもネガも圧倒的に高彩度フィルムの方が売れており、なんだかそれが世界標準になってしまった感があるので、もっと彩度を下げたものを基準フィルムとして出してくれないと困ったチャン、という意味です。流行のトイカメラで撮った写真によくある、現実離れしたハイキーで低い彩度の写真を指すのではありません(あれは嫌いです)。

見たまま・そのままの色を可能な限り忠実に出してくれればそれが最高であり、ということは、自分の眼で見たものが派手な色ならそのまま派手に出るのが正常、それで大いに結構です。
普通のブルーやピンクなのに紺色や蛍光ピンクにしたり…そんなフィルムやデジタル機が多過ぎるんですよね。

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No title

矢張り、中判での描写がkgrさんらしさを強く感じます!何故かは解りませんが、ホッと安心できるのです(^^)
それに、160NCがしっとり感を出していて、寂しい感じがありませんね!
私も以前は160NCを使っていたのですが35mm判のせいなのか、被写体のせいなのか、一様に暗い寂しい写真になってしまいました(トホホ)・・・良いなあ、矢張り中判なのかあ?

No title

shirokuma-nikonさん、おはようございます。
デジカメでもそうですが、「低彩度」という言葉の意味を取り違えるとおかしなことになるんですよね。
リバーサルもカラーネガもデジタルも忠実発色を目指すのなら、地味な色は地味に・派手ならそのまま派手に出るのが正解です。
地味な色まで派手に出そうとする銘柄が多いから嫌なんですよね。
だから原色の再現が飽和してしまう。
ポートラNCもスキャンしてそのままだと妙にネムい再現になりがちで、それをレタッチで肉眼視に近い状態まで持っていき易いかどうか、を書いています。
撮るのと同時に、しっかり自分の眼で実物の印象を頭に叩き込んで現像を待つ…これですね。
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