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いつかはF

 
今回F2とコンビを組んだのはコレ。話の流れからF3と思わせといて、実はそのパターンはずっと前に使ったのだ(爆)。最初に出したF3はダミー、ちょっと悪戯してみた (^^;)。

     F-銘板

同一メーカー内に於いて、二世代に渡って機械式写真機のまま旗艦モデルに君臨し続けたのは、この2台を置いて他には無い(よね?確か)。

これが登場したからといって、泣く子が素直に黙るわけでもなければ、鬼が靴を履くのももどかしく裸足で逃げ出すわけでもない。ましてやフィルムチェンジで裏蓋を “外してそこらに置いとく” なんて曲芸をやっている真っ最中だと、たとえ子がどんだけ泣こうが相手なんてしていられない。ましてや鬼に気付かれでもしたら、ここぞとばかりに裸足でも襲ってくるだろう、きっと (^^;)。

シリアルナンバーから分かった製造年月は1964年5月~同年9月の間らしい。その年の10月には東京オリンピックが開催されていることから、個人的には非常に感慨深いものがある。というのも、私は東京オリンピックの聖火ランナー(が手に持つ聖火の炎だけ)を、ほんの数メートルの距離から人垣の隙間越しにこの眼でしっかり見たから。

どうせならもう少し古いやつで自分と同い年のモデルをと考えもしたが、欲を出してそういうのを探してもなかなか出会えないもの。無理はせず、50年を経た現在でもこのカメラがしっかり動いてくれる感激を噛み締めることとしよう。

ちなみに1964年(昭和39年)の他の出来事は… (引用)
  森永が高級チョコレート 「ハイクラウン」 を発売
  カルビーより 「かっぱえびせん」 がデビュー
  第9回冬季オリンピック・インスブルック大会開催
  日本人の海外観光渡航自由化:但し年1度だけ、所持金500USドルまでの制限付き
  美空ひばり 「柔」、坂本九 「明日があるさ」 がヒット
  TV:ひょっこりひょうたん島(NHK)、ミュージックフェア(フジテレビ)

この頃は、冬季と夏季のオリンピックが同年開催だったとは知らなかった。ちなみに私がオリンピック以外で覚えているのは、ほんの数えるほどしか食べたことが無いけど、抜群に美味かった森永ハイクラウン。アーモンドだかピーナッツだかがまぶしてあるやつは絶品だったなぁ。人形劇のひょうたん島はオープニングソングと人形の白黒映像が今でも記憶に残っているが、かっぱえびせんを知ったのはずっと後になってからだ。

これらを見て 「任せろ、全て昨日のことのように覚えているぜ」 と豪語するアナタは、間違いなく私より年長です(爆)。

       ~・~・~・~・~・~・~・~・~

     DSC00527-1.jpg

2台を実際に使ってみると、見た目の無骨さとは裏腹に、今時のカメラのような力ずくでブン回すような作動感は皆無(モーターが入ってないから当然か)。内部機構の一つ一つが、電気の力を一切借りずに動いていることが素直に心地良く、それだけでも今時のカメラ達に爪の垢でも煎じて飲んでもらいたい(笑)。

F2のシャッターは、最高速1/2000秒でもへこたれないよう強めのバネを用いているからか、低速シャッターでも金属的な硬いサウンドでチカラ漲る感一杯のカメラ。一方のFのシャッターはとても円やかな作動感で、音も手応えも無理してない感に癒される感じ (^^)。どちらも同じ横走りチタン幕シャッターだが、その印象が大きく異なるのが面白い。

   F-シャッター周り

当初はFならアイレベルのブラックと決めていたが、なんだかんだ言いながら結局シルバーを手にしている。せっかくどちらでも選べる時代のカメラだし、ブラックよりタマ数が豊富で安く流通しているシルバーも色気があって悪くないじゃん…と間口を広げた結果、たまたまこのオリンピック・イヤーモデルに巡り会えたというわけ(勝手に名づけた:笑)。

この当事の各社一眼レフは、シルバーよりブラックの方が3,000~5,000円ほど高価だった。滅多にお目にかかれない黒いカメラに昔は憧れたりもしたが、今時の黒しか選べないカメラばかり目にしていると、そもそも戦場じゃないんだからブラックボディに拘る必要も無い・シルバーにはブラックとはまた別のオトナの魅力がある…と思い直した次第。手持ちのカメラもほとんどが黒なので、これのおかげで防湿庫がちょっと明るくなった(笑)。

   F-全体

次の東京オリンピックまであと5年だが、このカメラならその頃でも平気な顔して動いてくれそうな気がする。

 …でも1/1000秒止まりだし防塵防滴でもないので、競技場の屋根はあった方がいいと思う(爆)。

 
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