② 見直したぞ

 
※ この記事の草稿時は一話完結のつもりだったが、全く別のタイミングで書き始めた一つ前の記事内容と一部ダブったので、後から番号を振って順番を入れ替えてみた。

     ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

以前、飲み屋に持って行ける(持って行く気になる)コンパクトで高感度性能の良いカメラは無いものかと長年探し続けていて、GRなら期待に応えてくれそうだと記事にしたのが一昨年のこと。

狙いは的中で、あれから可能な限りそういう席に連れ出しては、夕暮れ迫る街中を意気揚々と飲み屋へ向かう道すがら・カウンター席の椅子に座ったまま・座敷で胡坐をかいて壁に寄っ掛かったまま、僕じゃなくてGRが数々の名作をモノにしてきた(爆)。

   GR000370-2-2-3.jpg

飲み屋で意外と重宝するのが、シャッターの音を消せること。持って行くにしても行きつけの店だけに限定しているし、出会うのも知った顔ばかりなので少々音がしても皆気にしないのだが、いくら馴染みの店でも携帯電話のけたたましい疑似シャッター音を鳴り響かせるのは少々気が引ける。人が集まって和やかに飲んでいる場で撮るのなら、小じんまりしたカメラでの無音撮影がベストだと思う。

   GR000366-2-2-2.jpg

そもそもカメラマンとして参加するのではなく、皆と一緒に飲むついでに写真を撮るだけなので、あくまでメインは飲み食いだ(笑)。会話が盛り上がれば当然写真はそっちのけになるし、その合間を縫って撮るとなるとブレることもあればピントの中抜けも起こる。

それでも変に取り繕っていない素の表情が上手く撮れていればストックしておき、数ヶ月経った頃の飲み会でまとめてプリントして配ったりすると…

  「おぉ、コレいつの? 飲んどる時の俺ってこんなカッコエエんやなぁ (^^;)」
  『ということは、飲んどらん時はカッコ悪いっちゅうこっちゃ (^o^)/』

…などと、その写真を肴にまた場が盛り上がる (^^)。

     ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

そんな感じで飲みの席には欠かせないメンバーとなったGRだが、最近ちょっと違うことを考え始めた。APS-Cでさえこんなにコンパクトなんだから、更に小さなセンサーのマイクロフォーサーズ機(以下M4/3)の中にもっとイイのがあるんじゃないか? と気になり始めたのだ。

使う場面が場面だけに、小型センサーになると高感度性能が心配になるが、そうは言ってもコンパクト機の豆粒センサーほど苦しくもなかろう。レンズの画角を揃えると被写界深度が少し深くなる点についても、飲み屋では撮影距離が近めなので意外と使い易いかもしれない…と色々妄想を膨らませ、とりあえずナショナル パナソニックとオリンパスで色々調べてみたら…なんてデカいんだあの子ら(爆)。

   +01

GRより小っちゃいセンサーのくせに、ボディの大きさはほとんど変わらないどころかGRよりデカいのがゴロゴロ。特に気になるのがレンズ部の出っ張りで、なんで電源がOFFでもそんなにモッコリ出とるんか?…とよく見ると、どれも "レンズ交換式" じゃないか(笑)。

いや、探しているのはそんな本格的なやつじゃなくて、電源切ったらレンズが引っ込むコンパクトタイプでいいんだよ。APS-Cにあるんだからこっちにもあるだろそんぐらい…と、驚いたことに無いんだこれが。

   GR000875-2ぼかし

途中でパナソニックのLX100いうのが "レンズ固定式" とあったので一瞬喜んだが、困ったことに…
 ・リコー GR = 幅 約117.0 x 高さ 61.0 x 厚さ 34.7mm、重量 約245g  に対し、
 ・パナ LX100=幅 約114.8 x 高さ 66.2 x 厚さ 55.0mm、重量なんと約393g(!)

幅と高さは良しとしても、厚さ55mm・重さ400gなんてイチモツはポケットに放り込む物の大きさではない。この厚さのほぼ半分が出っ張ったレンズ部分のようだが、GRとは違ってズームレンズであること・ズームレンズなのに開放F値が1.7-2.8と大口径・更には光学式手ブレ補正機能も備わっており、それを考えるとまぁ仕方ないよなぁ…ってその理屈は分かっても、レンズ固定式なのに交換式と同じぐらい嵩張るってなんか嫌だ(笑)。

   GR000879-2白

今回は本気で撮るケースは度外視しており、あくまで手ブラで出掛けるついでにヒョイと掴む気になれることが重要だ。あれだけのボリュームが許容できる(例えば小型バッグを用意する)ぐらいなら、いっそレンズ交換式を選んだ方が…飲みに行くだけなのに?(爆)。

     ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

どうやら現在のM4/3シリーズは、ポケットに入ることよりも高スペック・多機能化が最優先のようで、バリエーションが増えるとしても当分先の話だろう。

しかし、M4/3のことがまだよく分かっていない段階でラインナップを見渡した時に、どれを選べばいいのかさっぱり分からない原因はそこにあると思う。まぁ今最もイケイケのカテゴリーだから、ここで飲んだくれのオッサンがいくら声高に喚いたところで誰も聞いちゃくれないだろうけど(爆)。

現時点でポケットサイズを重視する人の多くは、更に小さい1.0型センサー機に注目していると思う。が、個人的にあの系統はスペック・機能共に無理し過ぎの感があるのでイマイチ気が進まないのだ。

前のコンパクトカメラネタの記事にも書いたが、まだ数百カットしか撮っていないRX100Ⅱだけを手放しているのは、高機能&多機能機は小さ過ぎると予想外に扱い辛かったことと、肝心な時に撮影不能になる不可解なトラブルが、短期間のうちに2度も発生したからだ。背伸びしていない "普通のカメラ" でいいんだけどな…


   …そーか思い出した! そーやって探し求めてやっと出会えたのがキミやったな(爆)。

   img_1843.jpg

そう考えながら改めてGRというカメラを見つめ直すと、センサーサイズを考えれば充分に小型だがちゃんと絞りコントロールで遊べる・シンプルな機能と操作系・そして飛び切り良い写り(レンズ)の三冠王…そうだもう1つ、飲み屋でも使える高感度性能を加えれば四冠王を達成している唯一無二のカメラなんだと見直した。wi-fi機能が搭載された現行モデルで驚きの6代目、正常進化ってまさにこのことだな。

非常に偏った使い方をしているこんなオッサンの戯言ではあるが、現在のM4/3カメラはまだこれからが楽しみなカテゴリーであること、そしてGRが積み重ねてきた進化の歴史って凄いよなぁ~と感動を改にしつつ、新鮮なイカの塩辛と良く脂の乗ったブリカマに舌鼓を打つ私であった(GRは飲みの席だけかぃ)。

   

いやいや、ちゃんと普段も使っている(^^;)。それどころか僕にとってのGRは、出掛ける時にカメラが必要無くても 「そうだ、ついでに持って行くかな」 という気持ちになれる初めてのカメラなのだ。この 「ついでに」 という気軽さが重要で、これが先頃出てきたFUJIFILMのX70だとちょっと毛色が違うと感じる。

ポケットからスッと出してサッと撮るまでの間、せっかく設けられたシャッターダイアルには多分触らないし、チルト液晶を引き出しているヒマも無い。まぁ、あっても使わなきゃいいだけかもしれないが、使わないのなら最初から無い方が迷わない。良く出来たコンデジライクな操作系って、誤操作も少ないから嫌いじゃないのだ。(^^)

     ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

でもホント、こういった単焦点固定モデルをM4/3組ならではの強力なボディ内手ブレ補正と掛け併せれば、相当な強者シューターが出来上るんじゃないかな。ユーザーに媚を売るような(= 写真の出来には直接関係無いような)多機能テンコ盛りはもういいから、純粋にカメラとしての基本性能を研ぎ澄ませて息の長~いモデルをな。

急な方向転換ということではなく、従来とは別のラインでそういう方向へのアプローチがそろそろあっても良い頃だと思う。だって最近のスマートフォンなんて、あんなに薄くてあれだけデカいモニターで、しかも電話でおハナシが出来てネットに繋げてゲームで暇潰しも出来て、その上であんだけ写ルンですもん。これでもし撮影後の画像にボケコントロール機能とか入って来た日にゃ、そこらの普通のコンパクトカメラなんて誰も…

   …これ以上言わんどこう(^^;)。


前半の飲み風景は全てRICOH GRで撮影。
そしてGR自身が写った最後の2枚は、Apple iphone 6で撮影(爆)。

 
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No title

①②ともに楽しく読ませてもらってます。
LX100ですけど、厚さと重さ以外に、これ、スイッチを入れたら出てくるレンズの伸び方がすごいんですよ。たのもしいんじゃなくて醜いと言った方がいいかも、です。
欲しくてだいぶ傾いた時がありましてね。

酒が弱くてこういうところにはほとんど縁のない者から質問ひとつです。
3枚目の写真、左下の皿の上にあるのは何でしょう? ひょっとしてキャンディ?まさか。

Re: binbiiluさんへ

binbiiluさん、おはようございます。
只今、③も製作中です(笑)。
LX100ってそんなにアレなんですか。ズームレンズ付きで性能を追求するからそうなるんでしょうし、機能も削りたくなさそうなので尚更でしょうね。そう考えると、やっぱGRってイイとこ突いてこしらえたカメラだと思います。

3枚目というと、白州の手前にある皿ですね。
キャンディにも見えますが、多分チョコレートだと思います(よく覚えていません)。
ビールや日本酒だと塩物がメインで甘いものは合いません(私は苦手です)が、意外なことに洋酒は甘いものでも合うんです。特にウィスキーで辛口のものは舌へのアルコールの刺激が強いため、お菓子以外ではドライフルーツなども相性は良いですね。私だと和菓子以外ならほぼ何でも…いや、ソレしか無ければソレでやるかも(爆)。

ほんの数年前までアルコール度数の高い酒は全く飲めなかったんですが、年を取るにつれて刺激を求め始めたんでしょうか(笑)。少量でイイ気持ちになるウイスキーの方が、薄い酒をたくさん飲むより安上がりなのもあります(^^;)。撮る写真は仲間だけでなく、お店に渡すことも意識して撮っています。モノクロでプリントしたものを店内の壁に押ピン留めしてたりすると、一人で飲みに来たお客さんが退屈しのぎにジーッと眺めてたりします(笑)。
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